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「橡」
(とち)
評価
★★
住所
練馬区豊玉北5-1-1
Tel.
03-3991-3699
最寄り駅
西武池袋線練馬駅徒歩數分
アクセス
?
営業時間
11時半〜18時半(売切終い) 火、第三月休
席数
?席
駐車場
なし
最終訪問
2000.05.07(初囘訪問1996.11.03)
(2003年5月に閉店)
練馬駅の南側、千川通りの喧噪もひと筋入れば嘘のように靜かだ。
その靜かな場所にある「橡」は一見、蕎麦屋には見えぬ店構えを持つ。内裝も然り。橡の一枚板のテーブルが大小二脚、でんと置かれた店内は壁にも木がふんだんに使われ、どちらかというと高原のペンシヨンチツクである。
初訪時「日置桜」を飮んだとき、酒についてくる
そばみそ
は妙にべったりとしていて頼りなかった。「これで酒を飮むのはちょっとなあ・・・」と思っていたが、注文していた「そばやき」が出てきてその思いはがらりと変わった。蕎麦粉をこねて薄くのばし、燒いただけの「そばやき」は香り立ち、そのお菓子的食感にべったりしたそばみそがよく合うのだ!!
丁度「ニューウエーブ」と呼ばれる蕎麦屋がぼちぼち頭角をあらわして來たところで、此の「そばやき」に新しい感性が感られたものだ。
當時、此の店の品書きは數品しかなかった記憶がある。そこで「そばやき」で酒を飮み、「生粉打ち」「
もり
」を食したのだが、「もり」は香り立ち、ツユは私好みの濃いめの辛口でしっかりとそれを受け止めて、また「生粉打ち」も10割の粗さが目立ちはしたがまあ合格点の出來であった。
その後1、2度行く機会はあったのだが売切閉店の壁に阻まれ(2000年の1月8日などは12時前後で売切れていた)、やっと再訪出來たのは2000年5月、初訪時からは3年半の月日が流れていた。
今囘の訪問時、かなり品書きが増えていた。海老の塩燒きに天ぷら、厚焼き玉子にかも燒き、
そばがき
にアイスクリームまであり酒の肴には困らない。
・・・しかし、無い!無いのだ!!・・・あの「そばやき」がどこにも見あたらないのだ!!!!!
天ぷらにしてもにしんにしても、それから玉子、かも燒きにしても、他の店にもあるではないか。しかし、私の知る限り、東京では此の店にしか無かった(全國的に見ても私が行った中では美麻村の「
山品
」だけ)此の素晴らしい一品を、何故に品書きから外してしまったのだろうか?「橡」でしか食べることの出來ない「そばやき」というのは十二分に看板メニウとなり得た筈である。
選択肢が広がることはいいことの筈なのだが、何故か心にぽっかりと大きな穴が空いてしまった樣だった。
そのせいでもないだろうが、「毎日石臼を手で回し粉を挽きそばを打ちます。売切れの場合は御容赦下さい。」とのフレコミの「そば粉100%、つなぎなしの細打ち」である生粉打ち蕎麦の香りも今ひとつ立たず、濃いめの辛口であった筈のツユも薄くなってしまった樣に感ぢた。蕎麦の香りにつひてはただ單に、季節の問題だとは思ふのだが・・・
主なメニュー:
もり(二八)700円、大もり1000円、野菜小鉢、そばの実雑炊付1300円、生粉打ち(もり)1000円、とろろ、いそとろろ各1000円、かも汁1200円、えび天ぷらそば1500円、おまかせ盛合わせ1200円、
にしんの旨煮1100円
、海老の塩焼900円、ゆば600円、厚焼き玉子600円、かも焼き1000円、そばがき1000円、そばがきあん600円、アイスクリーム400円他
酒:
日置桜 他
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