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石臼挽き自家製粉手打そば
「おがわ」
2003.5.28オープン
評価 ★★
住所 京都市北区紫竹下芝本町25
Tel.

075-495-8281

最寄り駅

市営地下鉄北大路駅歩約20分(1.3km)

アクセス 猪熊通と大宮通の間で北山通北側に面す。
竹田医院2軒東隣
営業時間

11時半〜15時、18時〜20時
月休(祝日の場合は營業、翌日休)

席数

12席(店内禁煙)

駐車場 2台(猪熊通西沿い、店から結構離れているので要確認)
最終訪問

2004.01.17(初囘訪問2003.09.06)

「この度、北山大宮東の地に、石臼碾き自家製粉手打のそば屋を開店させていただきました。」

ある日、電話帳についてきた京都市北区のタウンガイドをなにげなくめくっていたら、こんな紹介文が目に留まった。
「石臼碾き」?「自家製粉」?「手打」?しかも北山通り沿いで、うちのマンシヨンから10分もかからぬ場所に!!
と、いう訳で、蕎麦のシーズンにはまだ早かったのだが居ても立ってもいられなくなつて早速試しに行って來た。

北山通りというとバブルの頃の「オシヤレな通り」というイメーヂが先に立つが、實際に歩いてみると華やかなのは植物園の北側の一角のみで、東は下鴨本通、西は加茂川を超えると人の流れは急激に減る。加茂川、堀川通りをこえ、更に西に行った紫竹にある「おがわ」は、おかげで北山通りに面しているのにかかわらづ、店内の空氣はまつたりと落ち着いている。

日の差し込む明るい店内で、白木の椅子に腰を落ち着ける。普通の茶が出てくるのは不粹だが、これは「翁」流の伝統なのだろうか?どのみち私は蕎麦の前に茶は飮まないのでどうでもいいことなのだが。
最初に注文するのは言わづと知れた、酒。冷酒は甘ったるくて味わいのない「〆張鶴」一種類しかないのでげんなりするが、全12席の小さな店にそこまで期待するのは酷というものだろう。

清潔感のある白木の椅子と机

しゃもじで供さるる焼みそ

アテには「燒みそ」と「そばがき」を注文。刻まれた柚子の香りが立つ「焼みそ」は、しゃもじに塗られて供さるる「翁」スタイルだ。そして、後述の「ひ・み・つの京都」でもベタボメされている「そばがき」は、目の細かい、絹織物を想像させるなめらかな舌触りを持ち、噛むと彈力性のあるふうわり感でしかも香りも立っている。蕎麦の端境期に訪れたにしては出來過ぎの味だ。

続いて蕎麦に移る。つやつやと透明感のある「ざる」は、喉越しこそ良いが香りはイマイチであった。2004年1月の訪問でも香りが立たなかったのだが、まあ先の「そばがき」が出來過ぎていただけなのであって、実際のところはこの位で致し方ないのかも知れない。
太打ちの「田舎」は「なにわ翁」同等、とまでは行かなかったが、「翁」系の中ではなかなか喉越しがいい方だ。しかしこちらも香りが立っていなかったのは殘念である。
ツユはかえしこそよく出來てはいるものの、関西に合わせているのかやはり全体として弱い印象なのは否めない。

種物の「鴨なんばん」も試してみた。ここの甘汁はとても上品な良いダシで、京都ではウケそうだ。ただし、この上品さはかけそばにはいいかも知れないが、鴨南蛮としては少々貧弱であろう。また、蕎麦がニチヤニチヤして種物には向かない樣に思われたので、熱い蕎麦用にはまた別の打ち方をして頂けると望ましい。

あまりにもなめらか過ぎて、撮影者泣かせのそばがき900円。

「おがわ」は2003年5月に開店されたのだが、店主は以前、別の仕亊をされていて、蕎麦屋に転職するにあたって最初は長坂「翁」に弟子入りを志願されたそうだ。しかし、何と「翁」は弟子入りに順番待ちがある、ということで、年齡的にも時間の余裕が無かった彼は、嘗て長坂「翁」で高橋邦弘氏に師亊したのち1994年に開店した富山の「達磨」を紹介されてそちらで修行されたという経歴を持つ。
寸評の「長坂『翁』孫弟子」というのはそういう理由からで、今でも高橋氏が蕎麦道場を開く時に手伝いに行ったりされる、とのことだ。

この店の蕎麦は、店主の年齢のせいもあるのだろうか、店主が若い「なにわ翁」等と比較すると小さくまとまりすぎて、やや勢いがない樣にも思われる。しかし地味ながらも少しずつ常連さんがつきつつある樣なので、それならそのままでいいのかも知れない。

京都市の北側は、関西の中ではかなりの蕎麦屋の激戰地である。「蕎麦遊楽」掲載店だけでも(掲載予定も含む)「かね井」「なからぎ」「じん六」「にこら」「塩釜」「みな川」「藤芳」「もうやん」等が全て今出川通りより北に位置しているのだ。その中で割と新しい「にこら」が雜誌等のメデイア露出が多いのに、ここ「おがわ」はついぞ見かけることはなかったのだが(もしどこかに掲載されてたらゴメンナサヒ)、今囘、「Leaf」というローカルタウン誌のムツク、「ひ・み・つの京都」に掲載された。
「おおつ、やつとメデイアに掲載されたか!!」と感動したのも束の間、掲載誌のルートガイドでは「烏丸北大路の交差点の北をしばらく西に・・・」・・・ん?北大路?北山だろ?!
で、卷末の地図を確認しても、これまた店の位置が北大路沿いになっている!!しかも店から離れているとはいえ2台分ある筈の駐車場も「P無」に・・・
そりゃないよ、Leafさん!!折角1ペーヂも割いて掲載してあるのに、間違ったルートガイドと地図のせいで辿り着けなかった人がいたらどうするの?!、というか、多分あの地図見ただけで辿り着ける人は絶対いないのでは?

折角、メイジヤーになるチヤンスであったのに、惜しい限りである。當「蕎麦遊楽」では出來るだけ正確な店の位置を記載した(つもりな)ので、どうぞこちらを御參考にして頂きたい。

主なメニュー:(冷)ざる800円田舎800円、おろし(辛味大根)900円、とろろ1100円、鴨せいろ1300円、(温)かけ800円、とろろ1100円、鴨なんばん1500円 (大盛り各200円増)
そばがき900円、焼みそ200円
酒:〆張鶴700円

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