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「手打ちそば 道林」
(てうちそばどうりん)
店のまわりには民家もあるが
評価
★★
住所
加古郡稲美町岡字出新田1227-4
Tel.
0794-95-3516
最寄り駅
JR神戸線土山駅より北東3.5km
アクセス
第二神明「明石西」I.C.を北東へ。
「六分一」交差点を越えて「天満大池」交差点を右折し1km強
営業時間
11時半〜14時半 水、第3火休
席数
29席
(カウンタ5+テーブル4×3+座敷6×2)
駐車場
5台
最終訪問
2003.05.23(初囘訪問2002.11.01)
最近、気鋭の新店がぼつぼつと出始めたとはいえまだまだ神戸にはいい蕎麦の店が少ない。
ましてや市内を外れてしまうと殆ど無い、というのが現状だ。
その神戸から西に外れた明石市を、これまた北に外れた稲美町に美味い蕎麦屋がある、と聞いたときも正直言って半信半疑であった。稲美町には仕亊で何度か訪れた亊はあったが田畑の間に民家がぽつんぽつんと点在している印象で、かと言ってこだわりの蕎麦屋が選び拔いて店を出す樣な田舎情緒でもなかったからだ。
実際、初訪時には撮影用のデジカメすら持たずに入店している。
ゆつたりとした座敷は北向きなのだが、窓が大きく取ってありなかなか明るい。折角なので日のあるうちに酒を飮む背徳感をとくと味わうこととする。倭小槌の冷酒は取り立てて褒めるべきところのある酒では無いのだが、まあマズくもないのでよしとしよう。
ふと見ると酒の品書きの裏に「一日一杯のそばが高血圧、肝臓病を防ぐ」と蘊蓄が語られている。何とも鼻持ちならない不粹さだが、関西圈の田舎ゆえ仕方あるまい、一應、健康への気遣いと感謝しておく。
アテには
野沢菜
を選ぶ。「安曇野翁」ほどの美味さではないが、これまたよしとしておこうか。
人に良いと書いて「食」となる
人に良い食 そば、とろろ
そばで健康、とろろで元気
食べた翌日、体がかるい
品書きの見開きにこう畫いてある。蘊蓄好きの亭主だ。
蕎麦屋では飯モノをあまり注文しない私ではあるが、とろろの出來に興味があつたのでざるそばととろろめしがセツトになった「ざる定食(冩眞下)」を注文。
ざる定食980円(最終訪問時)
先述の通り殆ど期待はしていなかったのだが、出て來た
蕎麦
は喉越し良く、想像をはるかに超えたいい出來であった。5月も連休を過ぎて蕎麦も劣化してくる季節の訪問にしてはなかなか香りも立っている。
ツユは初訪時こそ「見かけは薄いがかえしはなかなかしっかりしている」と感ぢたものの、最終訪問時はダシこそ良いがそのかえしが弱っちょろくて薄い関西風になってしまっていて、妙な甘さがあるのがいただけなかった。まあそこまでの期待はしていなかったが、蕎麦の出來がまあまあいいだけにツユに一層の精進を願いたい。
あと蕎麦湯が涙が出るほど薄かったのも殘念。ホンマに茹で汁なのかも知れないが、少々は手を加えてもいいのではなかろうか。
さて、とろろめしである。綺麗にダシにといてあるとろろはどっしりとした濃厚さに欠け、單品として滿足出來る程の出來ではないのだが、蕎麦と一緒に食すなれば此くらいの方が多分いいのだろう。めしにきっちりと麦飯を使っているところなどはなかなか心憎い。
土地柄を考えると「道林」の蕎麦のクオリテイは群を拔いている。稲美町で仕亊があった時期に此の店の存在を知っていれば、その度に立ち寄ったことであろう。
店には何故か出石「
天通
」の葉書が置いてあった。聞いてみるとどうやら店主同士がお知り合いらしい。
場所や方法論こそ違えど美味い蕎麦を打とうとする者同士、何かひかれ合うものがあるのかも知れない。
主なメニュー:
ざるそば720円
(おかわり500円)、おおざる900円(おかわり680円)、おろしそば800円、かけそば720円(こんぶ+100円、きつね+120円、つきみ+120円)、ざる定食980円、かけ定食980円、おろし定食1050円、とろろめし450円、そばの大もり(かけ以外)180円
鴨汁そば1000円、鴨汁定食1260円、野沢菜150円、枝豆300円、板わさ350円
酒:
倭小槌(冷・身土不二450円、燗・金印1.5合650円)、そば燒酎400円
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