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波之丹州蕎麦処
「一会庵」(いちえあん)
茅葺きの一軒家はまさに農家そのもの
ホームペーヂあり
E-mail;ichiean@pop21.odn.ne.jp
評価 ★★★
住所 兵庫県篠山市大熊10-2
Tel

0795-52-1484

最寄り駅

JR福知山線篠山口駅より車で15分

アクセス 舞鶴自動車道丹南篠山口から車で15分
営業時間

11時半〜15時、木休(祝日は営業)

席数

8席(囲炉裏端)
他に折り疉みテーブル席あり

駐車場 數台分
最終訪問

2001.3.05(初回訪問2000.09)

篠山市街中心部を離れた所に一会庵はある。同じ篠山の「ろあん松田」が山合いに分け入った所にあるのに対しこちらはまだ盆地の端、周囲には広々と畑が広がっている。
わざわざ移築したという茅葺きの民家の中には囲炉裏がふたつ、しかもただの飾りではなく寒い季節にはちゃんと火が入る。混んでいなければこの囲炉裏端で食するのがこの店のスタイルで、食噐はその囲炉裏の縁に置く形をとる。
品書きは至ってシンプルで、そば切り、そばがき、そばがきぜんざいの3種類しかない。私が訪れたときには4月までの限定でおろしそばもあったのだが「初めての方はご遠慮下さい」の注釈がついていた。あくまで蕎麦そのものを味わってもらうのがこの店の方針なのだろう。
先づは例によって「そばがき」を肴に「萬歳」を頂く。濃い目のダシに浸かって供されるそばがきは皿の質感と相まって一見、掻きっ放しで無骨な印象を受けるが口に含むと最初はふうわり、噛むとモチモチ、そして舌の上でねっとりとした食感に変化してゆきその味は力強く香り高い。そしてこれがまた落ち着いた純米酒「萬歳」によく合う。一方「波之丹州」はフルーティで甘目の吟醸酒、私が飮んだのは生酒を1年置いたものだったそうだが1年を経て未だ生酒の荒さがいい意味で残っている。ただしそばがきとは個性の強いもの同士ぶつかり合う樣に感じられたので此は単品で飮むがよかろう。
いい気分になったところで「そば切り」を注文する。自家栽培の玄そばを石臼挽きで自家製粉した生粉打ちの蕎麦には薬味がつかない。蕎麦夲來のうまさ、風味を樂しむ爲、ということだが判ってはいてもそれが出來ない店が多い中、この潔さは称賛に値する。そしてその蕎麦は喉越し良く、香り高い。やや荒さも感じられないではないが、もしかしたらこれも確信犯なのかも知れない。ツユは甘さが抑えめで辛さが前面に出ている。訪問時は何故か生臭さがしたのが少し気になった。
そして甘味の「そばがきぜんざい」。最初のそばがきと比較してこちらの方が柔らかく、滑らかになる樣挽いてある樣に感じられたのだが、気のせいだろうか。
兎に角全てが直球勝負、の店である。
(2001年記亊)

全メニュー:そば切り800円、そばがき700円、そばがきぜんざい600円、
      おろしそば1000円(初めての方は御遠慮下さい)
酒    :萬歳500円、波之丹州900円、ヱビスビール500円

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