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「春風荘」(しゅんぷうそう)
外觀
評価 ★★
住所 名古屋市中区千代田3-31-20
千代田セントラルビル1F
Tel.

052-331-5075

最寄り駅

中央本線鶴舞駅徒歩10分

アクセス 鶴舞駅より中央線に沿って金山方面へ。
信号2つ目を右折
営業時間

11時〜20時 木休(祝の場合営業)

席数

30席

駐車場 5台
最終訪問

2001.01.07(初囘訪問同ぢ)

名古屋は独特の食文化を持った町である。あんトースト、味噌煮込みうどん、味噌カツにひつまぶし・・・独自の進化をとげた個性溢るる食べ物が集まる中で、どういう手打ち蕎麦が食べられるのか?與味津々だった。

店に入り、まず目につくのが籐製のソファーである。(冩眞下)ふんわりしたクッションはどこかのホテルのラウンジにでもいる樣で、蕎麦屋には似つかわしくないのだが妙に落ち着ける。
せっかくだからソファー席にゆったり腰をおろし、先づは酒。「鄙願」が置いてあるところなんぞは修業先の「竹やぶ」ゆずりだが、後が「〆張鶴」、「一の蔵(本醸造)」ときてはそれほど考えの及んだ品揃えとはいえない。(辛くなかったんだけど)

ふんわりとした籐のソフアーは座り心地が良い

今囘は3人での訪問なので、アテが色々試せたのがよかった。しかし、最初に注文した「辛味大根」は全然辛くなくて水分が多い、ごくごく普通の大根おろしであった。少なくともこんなに繊維質が無く、シヤプシヤプの辛味大根というものは私は食したことがない。もしかすると「辛味大根」のことを「普通の大根の辛いの」と取り違えているのかも知れない。
「そばみそ」は美味かった記憶があるが、どんなタイプだったかの詳細は忘れてしまった。
そして評判のメニューだという名古屋コーチン卵をつかった「玉子燒き(冩眞下左)」。それは大根おろしの海に沈んでいる状態で供されるのだが、燒き方もふうわり感が無く、まるでその辺の出來合いを買ってきて大根おろしをかけただけみたいで全然大したことはなかった。
ぼってりした感じの「そばがき(冩眞下右)」は香り立ち、粒子感があって舌触りもよくなかなか美味い。
」は身がこすこすしていてイマイチ美味くない。

玉子焼き
そばがき
(いずれも冩眞をクリツクすると大きく表示されます)

ここで「春風荘」名物の「さいまき(冩眞下)」が來た。これは名古屋名物しゃちほこをかたどって反り返った海老が載せられたかき揚げのことで、一見、見た目重視のキワモノかと思いきや、サクサクと上手に揚げられていてなかなか美味かった。
調子に乘って「かも燒き」も試してみたが、柔らかく仕上がってはいるが味付けがありきたりでまあまあ、といったところか。

しゃちほこをかたどった名物の「さいまき」。名古屋人のセンスつて・・・(^^;;


この日は結構空腹の状態で13時半の入店だったのでサイドメニウを次々注文、杯を重ねるという大変野暮な喰い方をして、14時半にやっと蕎麦の御登場と相成った。
先に出て來たのは「魯山人の石臼手挽そば(冩眞下左)」という仰々しい名前のついた 十割蕎麦。やや太目に打たれた蕎麦は、喉越し、香りともにまあまあ、程度の出來。店主の修業先、柏の「竹やぶ」とは全く違う系統の蕎麦である。訪問前にこの亊実を知らなかったから良かったようなものの、もし「竹やぶ」の蕎麦を想像して訪問していたらがっくりと両の肩を落としたに違いない。
それに対して出來がよかったのは二八の「せいろ(冩眞下右)」の方である。こちらはわずかに透明がかって角が立ち喉越しが良く、香りもそこそこ立っていた。
薬味は葱と先程の、「辛くない」辛味大根。ツユは少々薄目だが、きりりとした辛口で十分滿足出來た。「竹やぶ」の血が流れていたのだろうか。

魯山人の石臼手挽そば(左)とせいろ(右)。
おのおの冩眞をクリツクすると大きく表示されます。

名古屋という蕎麦文化の空白地帶でただ一軒、氣を吐く「春風莊」。味に関しては決して絶賛できるレヴエルとまでは言えなかったが本当にゆっくり、くつろいで蕎麦をすする亊が出來た。店を出て時計を見ると、入店から既に1時間半も経っていた。
(2003.12.07作。2004.04.06改)

主なメニュー:せいろ、かけ各500円、魯山人の石臼手挽そば (蕎麦粉十割で打ちました)1000円、そばがき1500円、カモ南2000円、活巻天せいろ (サイマキ海老のかき揚げ)2500円、天せいろ (小海老の天ぷら)1500円、うむどん (三河の地粉で打ちました)500円、季節の天ぷら(海老1000円、穴子1000円、活けのサイマキ海老2000円、かき1500円、タラの芽2000円 、松茸2000円)、自家製玉子焼(名古屋コーチン卵使用)500円、辛味大根500円、そば味噌500円、鰊1000円、カモ焼き1500円他
そば料理会席(注文は2人前から・要予約)5000円

酒:鄙願1500円、〆張鶴1000円、一の蔵(本醸造)800円
※値段、營業は最終訪問時のもの

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